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[解説]
トリポネマ・パリダム(スピロヘータ・パリダ)(Treponema
pallidum subsp. pallidum)によっておもに陰部から陰部へ移って感染、まれに口から口で感染する場合がある。乳首・輸血からの感染例もある。
この病原体は細菌に分類され、長さ6〜20μm、直径0.1〜0.2μmで8〜20のラセン体で活発に回転や屈曲を行う微生物である。温度や湿度の変化に弱く死滅する事が多く、殺菌剤でも簡単に死滅する。
[症状]
第一期
感染2-3週間で米粒状のしこりが通常一個できる、痛みが無いので気付かず消えてしまう。消退後は約3ヶ月後に第2期梅毒疹が出現するまでは全く自覚症状が無いことになる。
第二期
感染3ヶ月後から約3年後までを第2期梅毒という。ももの付け根のグリグリが発症する、大きくなってくるが痛みが無く6週間ぐらいで血液に毒が回ってくる。
その後多彩な皮膚、粘膜の発疹や臓器梅毒の症状が現れるが、丘疹性梅毒疹、梅毒性乾癬の出現頻度が高い。血清梅毒反応陽性。以下の第3期・第4期梅毒は最近ほとんど認められない。
第三期
感染3年後から10年目までを第3期という。ゴム腫が出現する時期。
第四期
感染10年後からをいい、心血管系、脳脊髄に病変をきたす。
[治療]
感染1-2ヶ月ぐらいならペニシリンで全快します。
これは梅毒トレポネーマに感受性が高く、未だ耐性の報告もないために第一選択薬剤として用いられ、確実に治療効果を発揮する。
しかし、長くなればなるほど治りにくくなり、ペニシリンの大量注射やマファルセンなどの注射も平行して行う必要が出てきます。
何年もたつと、症状がなくなっても、血清梅毒反応が陰性にならなくなります。 |