お茶あれこれ〜お茶のQ&A [14]
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お茶の栽培

Q49. 煎茶も玉露もお茶の樹は一緒で日本では緑茶用の茶樹だけ栽培さ
    れているのですか?その場合、毎年同じ場所のものを摘みますか?

Q50. お茶を買うと玉露や煎茶などの区別や産地などが書かれているよう
    ですが、品種の表示がほとんどありません。お茶の品種にはどのよ
    うなものがあるのでしょうか?また、品種とお茶の味の違いはあり
    ますか?

Q51. お茶の樹は何年位でお茶の葉を摘むるようになりますか?また何年
    で生産できるようになりすか?

Q52. お茶の生産地の北限はどこですか?

Q53. お茶の栽培には具体的にどのような天候が適しているのですか?

Q54. お茶はなぜ斜面に植えるのでしょう?

Q55. 手摘みと機械摘みは味に違いがあるのでしょうか?

 


Q49.煎茶も玉露もお茶の樹は一緒で日本では緑茶用の茶樹だけ栽培さ
   れているのですか?その場合、毎年同じ場所のものを摘みますか?

A.煎茶用も玉露用も「中国種」と呼ばれる葉の小さな樹です。農林水産
  省登録品種としては異なる品種です。煎茶用品種は「やぶきた」「か
  なやみどり」「くらさわ」などで、玉露・てん茶用品種は「あさひ」
  「ごこう」などで葉肉が薄くてやわらかい特長があります。玉緑茶用
  品種は「たまみどり」「たかちほ」などがあり、玉緑茶として製造し
  やすく、外観が玉状になりやすい性質があります。
  収穫は毎年2回から4回です。(玉露用は収穫回数が少ない)収益性
  の高い一番茶だけは収穫を休むということはしません。
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Q50.お茶を買うと玉露や煎茶などの区別や産地などが書かれているよ
   うですが、品種の表示がほとんどありません。お茶の品種にはど
   のようなものがあるのでしょうか?また、品種とお茶の味の違い
   はありますか?

A.煎茶で申し上げれば、全国の茶園面積の74%で「やぶきた」という
  品種が栽培されています。あと13%が種でまいた在来種ですから、
  「やぶきた」以外の品種化園は13%ということができます。したが
  って「やぶきた」の味が煎茶の味といってもおかしくないような状況
  となっています。「やぶきた」は全国どこでも広汎に栽培ができて、
  育苗や栽培が一般に容易なうえに品質も良好であったため、農家に好
  まれやすく利潤も大きかったために普及したと言われています。
  「やぶきた」とその他の品種との間に微妙な味の違いはあるはずです
  が、登録品種は育種過程における数々のハードルを乗り越えてきたエ
  リート揃いといえますので、農家の間で収穫時期や耐寒性、耐病性な
  どを比較されても、流通機構上で味や水色、香りなどの茶の「内質」
  にかかわる優劣はあまり語られず、他品種の価格はかんばしくないよ
  うです。その点も「やぶきた」偏重の原因になっています。
  やぶきた以外の特定の品種を単体で販売している例は非常に少ないよ
  うですが、静岡県の中川根町で「おくひかり」を限定品で販売してい
  る例があります。
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Q51.お茶の樹は何年位でお茶の葉を摘むるようになりますか?また何
   年で生産できるようになりすか?

A.お茶の苗は挿し木後の2年生または3年生苗が多く定植されます。3
  月上旬から4月上旬に定植されますので翌年の1番茶には手摘みで収
  穫ができ、5年目位には弧状の仕立てにより機械摘みができるように
  なります。
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Q52.お茶の生産地の北限はどこですか?

A.まとまった生産量がある北限の産地は、茨城県の大子町と言えますが、
  経営栽培では新潟県村上市が北限だそうです。また現在、北海道の標
  茶(しべちゃ)町(釧路市の北50km)で温泉熱による茶栽培が試み
  られています。
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Q53.お茶の栽培には具体的にどのような天候が適しているのですか?

A.気温としては年平均気温が14℃〜16℃で、冬季の最低気温が−5℃
  〜−6℃程度におさまること、夏季の最高気温が40℃を越えないこ
  とが条件で、降水量としては、2月〜4月と梅雨明け後の7月中下旬〜9月
  上旬にかけて適度の降雨があり、年間で1500mm程度の降水量があ
  れば良いとされています。
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Q54.お茶はなぜ斜面に植えるのでしょう?

A.斜面に植えなければならないという条件はありませんが、昼夜の気温
  差のはっきりしているところの茶の品質がすぐれています。そのよう
  な条件を満たすのは山間地であるといえます。また、山間地で栽培で
  きる作物は選択肢が少ないため、その中でも収益性の高い作物として、
  茶栽培が選択されたのでしょう。
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Q55.手摘みと機械摘みは味に違いがあるのでしょうか?

A.手摘みは一心二葉(最も上部の芽と二枚の葉)で摘まれることが多く
  硬い下の葉や茎が少ないのと、機械摘みのように葉切れがあまり起こ
  らないので、機械摘みに比べ品質が優れています。その他、一番茶の
  最も初期に行われることが多いのも品質の良い理由です。近年はレー
  ル式摘採機などが開発され、手摘みに近い品質の機械摘みも試みられ
  ています。
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