西浦みかん

西浦みかん

伊豆半島に位置する西浦、内浦、静浦の三浦地区では、穏やかな気候と山の斜面を利用して、温州みかんを中心とした柑橘類が生産されており、品種は「青島」及び「寿太郎」が中心となっています。特に寿太郎温州みかんは、沼津で生まれ育った純正沼津ブランドで、糖度も高く、濃い味わいで京浜方面を中心とした市場で高い評価を得ています。また、寿太郎温州みかんを素材として、缶詰やジャム、ワインなどが商品化されています。

西浦みかんの歴史

1684頃
(貞享元年)
西浦河内(こうち)、木負(きしょう)より西、久料(くりょう)に至る数村に小ミカンが栽培されている。また雲州蜜柑(温州ミカン)の味は特に良いと、地誌書「豆州志稿」(1800年著)に記述がある。
1716頃
(享保元年)
難破し西浦木負に流れ着いた九州の漁船を介抱した返礼に、村人は船内にあった小ミカン数個をもらった。その後播種して苗木を増やしたと、伝えられている。
1820
(文政3年)
西浦に温州ミカンが導入される。
1832
(天保3年)
徳川幕府の浜御殿奉行木村喜繁による紀行文「伊豆紀行」の一説や風景画の「内浦ノ景」に小ミカン栽培の様子が記述されている。

長井崎や赤崎の先端の畑で小ミカンを栽培し、ミカンの木を柵囲いし鳥獣害から守り、大切に育てている様子が伺える。
1881
(明治14年)
西浦・内浦で温州ミカンの本格的栽培が始まる。
1901
(明治34年)
西浦村の栽培面積約30haネーブルオレンジなどの各種の新しい柑橘を導入海上輸送によって東京向け出荷を創始、販路の開拓に努力した。
1929
(昭和4年)
西浦久連(くづら)にデンマークの国民高等学校を模範とした、興農学園が開校。初代理事長に旧5千円札に描かれていた新渡戸稲造氏が就任した。
1935
(昭和10年)
荷造り用運搬機の電化が始まる。
1943
(昭和18年)
東京神田の問屋にミカン出荷を始める。
1950
(昭和25年)
摘果運動が始まる。
1955
(昭和30年)
牛車に替わり、農業用三輪車、四輪車の導入が始まる。
1959
(昭和34年)
荷造り容器が木箱からダンボール箱に変わる。
1972
(昭和47年)
全国のミカン生産量357万t静岡県45万5,500t 市場価格大暴落。
1975
(昭和50年)
青島温州の枝変わり「寿太郎温州」が山田寿太郎さん(西浦久連)によって発見される。
1983
(昭和58年)
「寿太郎温州」が品種登録される。
1999
(平成11年)
西浦・内浦柑橘出荷組合合併契約調印。
2000
(平成12年)
西浦柑橘共同選果場が完成。
2003
(平成15年)
寿太郎プレミアム出荷開始。
2007
(平成19年)
寿太郎温州が高値安定状態となり販売単価は全国でも1~2位となった。
2009
(平成21年)
寿太郎プレミアムゴールド出荷開始。
2012
(平成24年)
南駿農業協同組合西浦柑橘出荷部会が、第61回全国農業コンクール全国大会において名誉賞を受賞。

寿太郎みかん

寿太郎温州は、西浦生まれの品種で果実の大きさは100~120g、M~L級が中心で果形は偏平で浮皮が少ないのが特徴です。寿太郎温州は貯蔵によってその風味が増すため、毎年2月初めから3月中旬に出荷されます。
お問合せ先:西浦柑橘共選場
電話:055-942-2068

寿太郎温州みかん誕生秘話

寿太郎温州は、西浦久連の山田寿太郎さんのみかん園で青島温州の一樹から枝変わりとして昭和50年春頃発見され、昭和54年以降静岡県柑橘試験場と西浦柑橘出荷組合で特性調査を続けた結果その優秀さが認められ、昭和58年3月「寿太郎温州」と命名され、昭和59年7月に農林水産省の登録品種となったものです。

加工品紹介

寿太郎みかんワイン

寿太郎みかんワイン

寿太郎みかんの持つ濃厚な味わいを生かした“フルーティ”なワインです。
アルコール度は7%とやや軽めに仕上げてあり、飲み口の良いワインです。
価格 720ml入り 1,260円(税込)

お問合せ先: (JAなんすん本店前)
電話:055-932-7879

寿太郎まるごと手づくりジャム

寿太郎まるごと手づくりジャム

味が濃く、おいしさがギュッと詰まった寿太郎みかんをまるごと手作りジャムにしてみました。添加物は一切使用していませんので、ソースのように液状です。

お問合せ先:農事組合法人「おもす」直売所
電話:055-943-2136

寿太郎まるごと手づくりジャムができるまで

スタート
西浦地域でとれたおいしい、寿太郎温州みかん

その寿太郎温州みかんのへた以外の部分をまるごとペーストにします。
ペーストは冷凍保存しています。

解凍したペーストに砂糖を加え、糖度が45度になるまで約30~40分煮詰めます。

ジャムが熱いうちにビンに詰めます。
もちろんビンは煮沸済み。
逆さにするのは、品質を保つための工夫です。

一つ一つ丁寧に包んでトレードマークの顔をつければ、

でき上がり
ほら「寿太郎まるごと手づくりジャム」のでき上がり
この顔を見たら、ぜひ一度手に取って、味わってみて下さい。

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