松崎の現代版長八

なまこ壁から漆喰画まで、松崎の伝統技能を未来に伝える。


山本堪一さん
左官・漆喰作家
山本堪一さん
道部在住

私は父の代からの左官業。去年までは左官の仕事も現役でやっていまして、なまこ壁も随分やりました。そんなことからでしょうか、昭和60年には静岡県の優秀技能者賞をいただきました。漆喰画を始めたのは17〜18年前でしょうか。はじめは気ままに楽しみながらやっていたんですが、そのうちに「教室を開いたら…」というので「漆喰画教室」をやっています。また、高校の美術部にも教えに行ってしますが、若い人たちが一生懸命漆喰画に取り組む様子はいいものですね。漆喰の作品には、仏像、仏画から風景画などいろいろあります。仏像や仏画はお寺さんに頼まれることが多く、関東周辺のお寺には私のものがいろいろいっているんですよ。松崎では環境改善センターや中瀬邸、岩科学校などにあります。漆喰画は奥が深くておもしろいですから、皆さん遠くからでも習いにみえるんです。興味のある方はいつでもいらしてください。

漆喰画