

雲見海岸の沖に見える大小2つの小さな島です。牛着岩の向こうに望む富士の姿はそれは美しく、格好のカメラポイントとして大勢のカメラマンに愛されています。牛着岩というちょっと変わった名前には、次のようないわれがあるのです。その昔、子の年に暴風雨があり、雲見一帯は大洪水になりました。民家や家畜はみな海に押し流されましたが、一夜明けてみると、港の正面の岩に牛が流れ着いていて、無事だったということです。それ以来、雲見の人たちはこの岩を牛着岩と呼ぷようになりました。今でも人々は、大きい岩を「大牛着」小さい岩を「小牛着」と呼ぴ、鳥居を建ててしめ縄を張り、港と船の安全を祈願しています。 |

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