小富士

小富士から富士山頂を望む 標高1,979メートルの小富士は、富士山東裾の側火山。須走口登山道古御岳(5合)まではバスか車を利用することになります。
 古御嶽神社の前から入る小富士への遊歩道は、1時間で十分往復できるコースです。駐車場を境にしてこのコースは鬱蒼とした森林地帯となります。コメツガ、ダケカンバなどの樹林の中にクルマユリ、タケシマラン、ツバメオモトなど希少な植物も多く、絶好の自然観察コースとなっています。
 林を抜けると突然ポンと明るい小富士の山頂にでます。富士山頂や山裾の雄大な風景を楽しむことのできる砂礫の山頂付近には、ムラサキモメンズルやメイゲツソウなどの先駆植物が頑強な生命力を誇示しています。富士山頂は指呼の間、吉田口登山道が見えます。山中湖、丹沢、箱根の山々などまた美しい景観です。
 登山シーズン(7月1日〜8月31日)以外でも楽しめることから、人気のスポットとなっています。五合目までは、御殿場駅から登山バス(7月〜8月)の他『ハイキング・バス(5月〜10月)』もあります。
 この付近は、毎年秋になるとキノコとりの人々が道に迷う遭難事故があるように道をはずすと危険です。かっては馬返しからの道もありましたが、豪雨後の出水などで地形が変わるほどの被害を受け廃道になり、迷いやすく利用は危険です。
 五合目駐車場から西に道をとると、カリヤス草原・幻の滝・牛額へのコースとなります。幻の滝は、頂上成就岳から滑り(なめり)の融雪の水が一気に下り見事な滝となります。牛額といわれる岩場は御殿場市との境界、真下に大日堂があります。

小富士遊歩道 融雪の時期だけ現れる幻の滝
小富士遊歩道 融雪の時期だけ現れる幻の滝