足柄峠

足柄峠の富士山 海抜759mにあるこの峠は、古くから足柄路として知られ、東国と西国を結ぶ重要な路としてにぎわった所です。
 竹之下の合戦の折、足利尊氏軍が本営を置き、竹之下を望んで陣取った場所で、現在足柄城址があります。
 足柄城址から見る富士山は素晴らしく、大きくゆるやかに裾野をひろげ、その雄大さは、富士山が日本一といわれる美しい山であることが体感できます。
 周辺には、聖天堂や足柄城址を始め、新羅三郎吹笙の石、関所跡、又多くの石像物などの史跡も数多く、遊歩道もあって、一つの見所となっています。
 JR足柄駅を降りれば、「足柄古道」を経て峠に至るコースもあり、又、金時山への登山口ともなっていることから、四季を通じてハイカーも多く、シーズン中(5月〜10月)には、JR駿河小山駅からの「ハイキングバス」も運行されていますので、豊な自然を気軽に楽しむことができます。

足柄之関跡

【足柄之関跡】
 その昔、昌泰二年坂東に群盗が蜂起したので関所を設け、手形により通行させていたと伝えられています。

遊歩道の「あずまはや橋」【足柄峠遊歩道(あずまはや橋)】
 遊歩道の途中にかかる橋「あずまはや橋」その昔、数々の武将たちがこのような橋渡っていたのかもしれない。
 あなたも、案内板をたどって昔をしのんではいかがですか。今、昔のロマンがよみがえります。

【新羅三郎義光吹笙の石】
新羅三郎義光吹笙の石 新羅三郎義光が、後三年の役に出陣の際、足柄峠で笛の師、豊原時元子、時秋に相伝の秘曲の奥義を伝えたとされる場所です。

六地蔵【六地蔵】
 建立年代は不詳ですが、矢倉沢田代五郎左衛門・栢山邑油屋治郎エ門・和田河原吉兵衛などの銘があります。この他足柄峠には芭蕉の句碑や、地蔵などが点在しています。

足柄聖天堂の賑わい【足柄聖天堂】
 日本三体聖天尊の一つで、ご本尊は大聖歓喜双身天(石像高さ1.8m)で、元は京都にあったものと云われています。
弘法大師が足柄山に勧請し自筆の「足柄山」と云う額と共に奉納したと伝えられています。
 1月1日 初参り
 4月20日 大祭 で、当日は大勢の人出で賑わいます。

足柄峠笛まつりの一こま【足柄峠笛まつり】
 新羅三郎義光が、足柄峠において、笙の師豊原時元の一子時秋に「我は武のため、貴殿はこの道のため」とさとし、相伝の奥義を伝えた故事にちなみ「笛まつり」が行われています。
 日本古来の伝統文化である詩吟・謡曲・筝曲、勇壮な和太鼓演奏などのほか、「陣中鍋(予約制)」に舌鼓うつ楽しみなどもあります。
 足柄峠は、神奈川県境にあることもあって、南足柄市との共催で例年9月の第二日曜日に行われており、通りすがりのハイカーたちも、共に楽しんでいます。


『足柄峠』案内図