足柄山 聖天堂

足柄山聖天堂 宝鏡寺の境外仏像として本尊「大聖歓喜双身天」をまつる堂で、足柄峠に在り、開運、縁結びの信仰をもって古くから遠近に知られています。
 附近には、史跡、伝承の現在に残っているものも多く、頂にある足柄城址からの富士山の眺望は素晴らしく、ハイカーにも人気のスポットとなっています。
 神仏混合の祭祀で、本尊は仏像ですが鳥居など神社としての形式もとっています。鳥居は平成11年の風災に逢い倒壊してしまい現在は残っていません。
【行事】
  1月1日   初詣り
  2月3日   節分会
  4月20日  大祭大法要
  毎月20日  例祭

聖天堂の内部【聖天尊のいわれ】−案内板より
 足柄山聖天堂に鎮座致しますご本尊は、大聖歓喜双身天(石像高さ1.8米)で、元は京都にあったものといわれ、昔、宮中の女官と武士が相思の仲となっていたのが、この聖天像に願をかけて一緒になることが出来ました。
 然し有司(役人)は、「こんな物を置いていては風紀上よろしくない」と云って、空舟に乗せ海に流したところ、舟は海上を漂流し相模国(神奈川県)早川に着いたので、土地のものが拾い上げ祭っていたのを、弘法大師が見出して足柄山に勧請自筆の『足柄山』という額と共に奉納したと伝えられる。
 この聖天尊の御利益はあらたかで、衆生の迷いを救い願をかなえさせ、紋所である大根は、一家和合、商売繁盛、縁結び、厄除、開運をあらわし、その霊験のあらたかなことは広く知られ「日本三大聖天尊」(浅草聖天、生駒聖天、足柄聖天)の一つとして数えられている。
 ※像はインドの白石で作られ、等身大であると云われていますが、秘仏であり公開されていません。

聖天堂の御神木【御神木縁起】−案内板より
 当山の御神木として、四百数十年の樹齢を重ね、皆様に親しまれおりました欅の大樹は、平成11年5月27日瞬間風速41m余の突風により倒伏し、根回りを留めるのみとなりましたが、その際空洞となっておりました根幹部の中には、すでに次代に続く幼木が育まれており、親木倒伏の後に出現したものが現在の欅であります。
 まことに和合、除疫、家運護持の霊験あらたかな神として広く信仰をあつめる大聖歓喜天の法力を実証するものであろうと存じます。
 この御神木が、さらに永く後世へ永く命脈を保ち、御参脂に功徳を垂れ給わらんことを謹んで祈願する次第であります。

  平成12年新春吉日     足柄山聖天堂世話人会


『聖天堂』周辺案内図