円通寺の本堂
圓通寺の本堂
小栗判官の愛馬、鬼鹿毛を祀ると伝えられる寺
馬事関係者の信仰が厚い。

山号・寺号 和泉山 圓通寺(いずみさん えんつうじ)
所在地 小山町新柴292(字丸塚)
宗 派 曹洞宗
開 基 小栗判官助重
本 尊 鬼鹿毛馬頭観世音菩薩
仏 像 不動明王、毘沙門天等
寺 宝 小栗実記13巻
寺 歴
(寺伝による)
応永年間(1394〜1428)小栗判官助重の愛馬鬼鹿毛がこの地で亡くなり、その菩提を葬るため一寺を建立供養したのが始まりと伝えられる。当時は真言宗に属し『鬼鹿毛寺』と呼ばれた。中世、曹洞宗に改宗『圓通寺』と改名した。
年中行事 1月18日初観音。4月17・8日大祭。8月9日四万八千縁日
本山・本寺等 本山 総持寺。本寺 宝鏡寺
梵 鐘  
寺に関係ある
伝説
和泉式部の誕生石。圓通寺旧跡横山の伝説
由緒ある
石碑・墓碑等
旧横山地先、20数基の五輪塔
札所・詠歌 御厨観音横道第20番札所
とうとやとあらしば山を踏みわけて詣りおがみてぼだい祈らん

ご本尊 小栗判官実記
本尊(一面二臂の木像)
秘仏の為尊像は拝む事は出来ない
60年に一度のご開帳時に公開される
小栗判官実記
享保年間に畠山泰金によって著作された
全13巻。この小栗実記を基にして
近松門佐衛門によって人形浄瑠璃の
数々の名作が作られた
内陣彩色格天井(天井画) 摩尼車
内陣彩色格天井
大箕正之画伯の作による、48枚の秋田
杉の一枚板に大和絵の技法による草花
が美しく描かれている。
(平成4年春完成)
摩尼車
当山十世住職が平成5年6月に
観音信仰の探求の為にチベットへ
赴き、その際持ち帰ったマニ車。
円筒の中にチベットの経典が
納められている。

五輪塔群
横山地先の五輪塔群
旧円通寺跡地に建つ。宝篋印塔を中央に18基の五輪塔
付近の地中より掘り出されまとめて安置された。


【由緒】圓通寺パンフレットより
 小栗判官助重公が長年愛育してきた愛馬「鬼鹿毛」を伴い西へ向う途中、富士山麓の新柴横山という地先で、鬼鹿毛が遂に命つきて亡くなってしまったのである。
 助重公は、鬼鹿毛は横山という武将の元で飼育され、また命を終わった処も同じ横山という地であることに因縁浅からぬもの有りとして、この地に手厚く葬り一堂宇を建て、助重の母の持念仏を本尊とし、鬼鹿毛頭観世音菩薩と称し、寺号を鬼鹿毛寺としたのである。
 それから当寺は、牛馬の守護仏としての信仰を得、霊顕あらたかなることの名声は八方に及び、広く牛馬家畜所有者の方々の信仰厚く、特に交通機関の乏しかった時代には、牛馬への依存は大きく、交通安全のための祈願者は年中引きも切らず、また開基小栗公と照天姫の物語より、縁結びの参詣者も数多く訪れる。
 又、近年競馬、乗馬界の隆盛とともに、競走馬、乗馬安全の祈願者激増し、競馬界にその名を知られ、参詣者も多い。又、酪農家の信仰も厚く、広く相模、甲州、東海、豆州に寺の名は益々広められつつある。最近では、車の安全祈願も増えている。